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バック

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分類体位・行為 別名後背位 / こうはいい / doggy style / back 用例バックから騎乗位への体位変換」 「立ちバックの場面」 用法名詞 ▸ 累計 PV

挿入主体と受け手が同じ方向を向く構図は、画面構成に強い視覚的記号性を与える。

バック(後背位、こうはいい、英: doggy style)とは、受け手側が背を向け、挿入主体側が後方から接する姿勢を取る性交体位の総称である。日本語では「バック」が業界用語・俗語として広く流通し、医学・古典文献における同義語は「後背位」(こうはいい)である。本項では解剖学的特性、体位類型、業界における運用、文化的言及について述べる。

概要

バックは古典的な性交体位類型の一つとして、世界各地の性愛文献(カーマ・スートラ、香艶叢書、シャーマン医学書、近世春画解説書等)に古くから記録される基本体位である。受け手側が四つん這い・うつ伏せ・立位等の姿勢を取り、挿入主体が後方から接する構図を共通要素として、複数の下位類型に細分化される。

騎乗位が女性側主導の体位、正常位が男性側主導かつ対面の体位として位置づけられるのに対し、バックは男性側主導かつ非対面の体位として三角構造を形成する。視覚的に背面・臀部・腰回りを画面正面に据えやすい構図特性により、アダルトビデオエロ漫画同人誌等のサブカル領域では極めて頻出する基幹体位として運用されている。

語源

「バック」は英語 back(後ろ、背中)の借用語であり、20 世紀後半の日本の性風俗業・成人映像業界における業界用語として定着した。原語英語では同義の体位を doggy style(犬の姿勢)、rear-entry position(後方挿入体位)等と表記する。日本の業界用語としての「バック」は英語の比喩表現を直接借用したものではなく、姿勢の方向性を簡潔に示す業界内符号として独自に生成した命名法である。

漢語「後背位」は、近代医学・性科学文献で使用される術語であり、漢字「後」(後方)・「背」(背)・「位」(姿勢)の三字構成により形成される和製漢語である。明治期以降の医学翻訳の文脈で定着し、20 世紀後半以降は学術文献・性教育資料に多用される。「後位」(こうい)は同義の略形だが、現代日本ではあまり使われない。

英語俗称 doggy style は 1960 年代以降の英語俗語として定着した語で、四足歩行動物の姿勢に類似する点を表現する比喩表現である。同語の起源についてはオックスフォード英語辞典等にも明確な初出は記録されておらず、20 世紀中盤の口語俗語のなかで自然発生したと考えられる。

歴史

古典文献における記録

性交体位の体系的分類は、世界各地の古典文献に複数の系譜が見られる。インドの『カーマ・スートラ』(西暦 4 世紀頃、ヴァーツヤーヤナ著)第二部は性交体位を機能・姿勢別に分類し、後背位に該当する形態を「象の姿勢」「鹿の姿勢」等の比喩名称で記述している。中国の『素女経』『玉房秘訣』等の房中術文献(漢代以降)は、医学・養生の観点から体位を分類し、後背位に該当する形態を「猿戯」「虎歩」等と名づけている。

日本においては、近世の春画艶本に多数の体位図が描かれ、後背位はその基本形の一つとして頻出する。喜多川歌麿『歌満くら』(1788)、葛飾北斎『万福和合神』(1821 頃)等の春画には、当該体位を取る場面が複数収録されている。江戸戯作・川柳における同体位の俗称・隠語も多様に確認できる。

近現代における体位区分

20 世紀の医学・性科学において、性交体位は「正常位」「騎乗位」「後背位」「側位」「立位」等の主要 5 区分を骨格として整理されてきた。アルフレッド・キンゼイらの『キンゼイ報告』(男性篇 1948、女性篇 1953)は当時の米国成人を対象とした統計調査により、これら体位の実施経験率・頻度を記録している。

日本における体位区分の医学的整理は、奥山益朗『性交体位の医学』(1957)等に始まり、戦後性教育・医学教育の枠組みで継承されてきた。当該枠組みにおける「後背位」は、対面性・主導側の双方を区別軸として整理した類型論として位置づけられている。

AV における運用

日本のアダルトビデオ業界における「バック」は、画面構成上の優位から極めて頻出する基幹体位として運用されている。後方からの構図は受け手側の背面・臀部・腰回りを画面正面に据えやすく、また挿入主体側の動作を画面下部または背景に配置することで、視覚的に「受け手側」を主役に据える編集が容易となる。

加えて、騎乗位正常位等の他体位との連結性が高く、場面転換の中継点として運用される頻度も高い。「正常位 → バック → 騎乗位」のような体位推移を伴う作品構成は、長尺場面の標準形式として定着している。

派生形態

四つん這いバック

受け手側が両手両膝を床につける四つん這い姿勢を取る形態。最も基本的なバック体位であり、画面構成の自由度が高いことから業界基幹形式として運用される。

立ちバック

受け手側が立位を取り、挿入主体側が後方から接する形態。壁・家具等を支点とする構図が多く、屋内ロケ作品における定番場面を構成する。駅弁体位への移行構図としても用いられる。

寝バック(うつ伏せバック)

受け手側がうつ伏せ姿勢を取る形態。挿入主体側が背後から覆いかぶさる構図となり、四つん這いバックより親密性・拘束感の演出を強調できる。緊縛拘束演出と組み合わされる場合がある。

横向きバック(側位バック)

受け手側が横向きに寝る姿勢を取る形態。受け手の負担が比較的少なく、長尺撮影における物理的負荷の調整に用いられる場合がある。

駅弁から続くバック

駅弁体位(立位での抱え上げ体位)からバックに移行する複合体位。場面転換の動的演出としてアダルトビデオ同人誌に頻出する形式である。

文化的言及

文化人類学・動物行動学の観点からは、後背位はヒト以外の哺乳類に広く見られる交尾姿勢であり、ヒトの性愛体位の系統発生的位置づけを論じる文脈で言及される。一方、ヒトに特徴的な対面体位(正常位)とは対比的構図を取るため、ヒトの性愛と他の動物の交尾の連続性・差異を論じる主題として複数の文化人類学的研究で扱われる。

ジェンダー論の観点からは、当該体位における主導権配分・視線配置が論点となる。男性側が後方から接する構図は、伝統的ジェンダー配置における男性主導性を視覚的に強調する側面を持つ一方、受け手側が画面の主役として配置される編集により、受け手側の身体表現に焦点を当てる構成も可能である。当該体位が多義的読みを許す点が、ジャンル批評の継続的論点となっている。

宗教・倫理史的観点からは、中世欧州キリスト教神学において「対面正常位以外」の体位が罪科の対象とされた歴史的経緯が論じられる。13 世紀のトマス・アクィナスは『神学大全』において「自然に反する性交」の類型を論じ、当該体位を含む非標準体位を批判の対象として位置づけた。当該神学的議論は近世まで影響を残したが、近代以降は宗教的拘束力を失い、現代では世俗的・私的選択の対象として位置づけられている。

関連項目

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参考文献

  1. Vatsyayana 『Kama Sutra』 — 古典インド古典 4 世紀頃成立。性交体位の体系的分類の最古文献の一つ
  2. 間山玄太郎 『性交体位の体系』 青弓社 (2002)
  3. Kinsey, Alfred C. et al. 『Sexual Behavior in the Human Male』 W. B. Saunders (1948)
  4. 井上章一 / 関西性欲研究会 『性の用語集』 講談社現代新書 (2004)
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