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ニューハーフ

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ニューハーフとは、1980 年代の日本に発生した和製英語であり、出生時に男性として登録されながら女性として生活・自己呈示する人物を指す語として、主に水商売・芸能領域から流通した商業的語彙である。本項目は商業領域の概念史を扱うものであり、現実のトランスジェンダー当事者の尊厳と区別して記述する。

ニューハーフ(newhalf)は、1980 年代の日本において主に水商売・芸能の領域で発生した和製英語であり、出生時に男性として登録されたが女性的外見・自己呈示を行う者を指す語である。英語圏でも newhalf は日本起源の借用語として一部に流通している。和製英語としての成立、当事者文化との関係、サブカルチャー上の位置づけ、現代におけるトランスジェンダー概念との接続関係について本項で述べる。

概要と用語の問題

「ニューハーフ」は、商業領域(水商売・成人向け作品・芸能)で発生した語であり、必ずしも当事者の自己呼称と一致しない場合がある。当事者の中には「ニューハーフ」「シーメール」を職業的呼称として受け入れる者もいる一方、近年では「トランスジェンダー女性(MtF、トランス女性)」を自己呼称として用いる者が増加している。両者は概念上区別される。

「トランスジェンダー」は性自認と出生時の性別が一致しない状態一般を指す中立的・包括的概念であり、職業や水商売との結びつきを含意しない。一方、「ニューハーフ」は商業領域での自己呈示を含意することが多く、必ずしもすべての当事者に適用される語ではない。本項においては、商業領域の概念史としての「ニューハーフ」を扱い、トランスジェンダー全般を指す語としては慎重に区別する。

語源

「ニューハーフ」は、英語の new(新しい)と half(半分・混血)を組み合わせた和製英語である。1980 年代初頭に大阪・東京のショーパブ業界において「男女いずれの性にも完全には属さない新しい半分(new half)」を意味する造語として成立したとされるが、命名の経緯については複数説が併存しており、特定個人への帰属には注意を要する要出典

英語の half は日本では「ハーフ」(混血者)を指す語として既に流通していた。「ニューハーフ」はこれを応用し、男女の両性を併せ持つ存在を表現する新造語として成立した。

歴史

前史: 戦前から戦後初期

近代以前の日本社会において、男性として生まれた者が女性として生活する事例は、文学・芸能・宗教など複数の領域で記録されている。歌舞伎の女形、近世の若衆、神社の巫女・男巫など、男女の規範を横断する役割が複数存在した。

戦後、新宿二丁目を中心とする LGBT コミュニティの形成過程で、男性として生まれ女性として生活する者の存在が継続的に観察された。1950–1960 年代には、銀座・新宿のショーパブで女性的な自己呈示を行う出演者が活躍し、「ブルーボーイ」(後の語)の前史を成した。

1980 年代: ニューハーフの成立

1980 年代に入り、大阪・東京の水商売・芸能領域で「ニューハーフ」の語が広まり、当該語を冠したクラブ・ショーパブが各地に開店した。松原留美子、カルーセル麻紀、はるな愛(後年)らがメディア露出を獲得し、「ニューハーフタレント」が芸能ジャンルとして成立した。

同時期、性別適合手術(sex reassignment surgery、SRS)を受ける当事者が増加し、当事者の身体改変・社会的地位をめぐる議論も顕在化した。ただし当該時期の日本では、性同一性障害概念が医学的に確立する前であり、当事者は法制度の支援を受けにくい状況に置かれていた。

2003 年: 性同一性障害特例法

2003 年、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」(性同一性障害特例法)が成立し、一定の要件(成人、未婚、子なし、生殖機能なし、外見上の性器の状態が他の性別に近似)を満たす者について、戸籍上の性別変更が可能となった。同法の施行により、当事者の法的地位は大きく変化した。

ただし同法の要件、特に生殖機能の不在を要求する規定は、近年の最高裁判決(2023 年)で違憲判断を受けており、今後の法改正が見込まれる。

2010 年代以降: トランスジェンダー概念の浸透

2010 年代以降、英語圏のトランスジェンダー権利運動・LGBTQ+ 概念の流入を背景に、当事者団体・メディアにおいて「トランスジェンダー」の語が広く用いられるようになった。「ニューハーフ」が水商売・成人向け作品の文脈に限定された商業語として位置づけられる一方、「トランスジェンダー女性」がより包括的・中立的呼称として浸透している。

サブカルチャー上の位置づけ

成人向け作品の領域では、ニューハーフは独立したジャンルタグとして 1990 年代以降に確立した。「ニューハーフ AV」「シーメール」(英語圏由来の借用語)などが業界用語として流通している。男性器を維持しつつ女性的身体特徴を備えた人物像が、ジャンル上の主要な記号として用いられる。

漫画・アニメ領域では、「男の娘」「ふたなり」と概念上の重なりを持つが、いずれも別個のジャンル区分である。男の娘は男性が女性的に装う人物類型(必ずしも性自認や身体改変を伴わない)、ふたなりは男女両性の身体特徴を併せ持つ架空の人物類型を指す。

当事者文化との関係

商業領域の「ニューハーフ」と当事者文化の「トランスジェンダー」の関係は、単純ではない。商業領域での可視性が当事者の社会的存在感を高めた側面がある一方、商業的人物像と現実の当事者の経験との乖離、職業選択の偏在(水商売・芸能への集中)など、批判的観点からの議論も継続している。

近年の当事者運動においては、ニューハーフ概念から距離を取り、「トランス女性」「トランスジェンダー」としてのアイデンティティ表明を行う動きが主流である。本項においても、現実の当事者を指す場合には「トランスジェンダー女性」「当事者」の語を優先し、「ニューハーフ」は商業領域・サブカルチャー上の概念として限定的に用いる。

倫理的留意

本項は、商業領域の概念史および文化現象としての「ニューハーフ」を記述するものであり、現実の当事者を客体化的・揶揄的に描く意図はない。トランスジェンダー当事者の尊厳と人権に対する配慮は、現代の表現・批評の双方において繰り返し確認される必要がある。

関連項目

参考文献

  1. 松原留美子 『ニューハーフのなり方―ある性転換の記録』 現代書林 (1981)
  2. McLelland, Mark 『Queer Japan from the Pacific War to the Internet Age』 Rowman & Littlefield (2005)
  3. ショーン・フェイ、高井ゆと里 訳 『トランスジェンダー問題―議論は正義のために』 明石書店 (2022)
  4. 『性同一性障害特例法』 法律 第111号 (2003) — 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律

別名

  • newhalf
  • new half
  • シーメール
  • トランスジェンダー女性
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