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ヒール

hiiru
分類フェチ・嗜好 別名heel / ハイヒール / high heels / high heel / ピンヒール 用例ヒールフェチ」 ハイヒール姿」 用法名詞 ▸ 累計 PV

足首を一段高く持ち上げる靴は、それだけで歩く姿勢を変え、視線を集める。フェチが向かうのはこの造形変化そのものである。

ヒールは、英語 heel(踵)に由来する語で、文脈により(1)靴の踵部分、(2)踵を高く設計した靴(ハイヒール)、を指す日本語の借用語である。フェチ領域においては装束フェティッシュ(clothing fetishism)の中核アイテムのひとつとして、足の造形・歩行音・素材感等を媒介として性的興奮の対象とされる対象物として位置づけられる。隣接概念にストッキング足フェチ等がある。

概要

フェチ対象としてのヒールは、踵部分が高く設計された靴(ハイヒール)が中心となる。当該靴を履いた状態で生じる足の造形変化、歩行時の独特な姿勢、ヒール先端と床面の接触音、足指から踵にかけての足の線、靴の素材(エナメル・革・ベルベット等)の質感等が、フェチ的興奮の媒介として機能する。

ヒール・フェティシズムは、より広いフットフェティシズム(足フェチ)・装束フェティシズムの一翼を成す。とりわけ女性のヒールに対する嗜好は、20 世紀の西洋・日本の双方において、商業フェチ表象の中核的素材として用法が確立した。

ヒール・フェティシズムは、靴それ自体への嗜好と、靴を履いた人体に対する嗜好の二層構造を持つ。前者は単独の靴を視覚・触覚・嗅覚の対象とする方向に発達し、後者は靴を履いた人物の足・脚部・歩行を視覚化する方向に発達してきた。両者は重なりながらも、商業表象の細分化において区別される傾向がある。

語源

「ヒール」は英語 heel(古英語 hēla、ゲルマン祖語 *hanhilōn-「踵」)からの借用語である。日本語への移入は明治期以降の洋装文化の導入に伴い進展した。当初は靴部品の専門用語として用いられた語が、20 世紀後半以降の女性ファッション領域で一般語として広く流通するに至った。

「ハイヒール」(high heels)は、踵部分の高さがある靴を指す合成語である。日本語においては第二次世界大戦後の女性ファッションの普及過程で一般化し、現在では「ヒール」が単独でハイヒール全般を指す用法も定着している。

「ピンヒール」(和製英語、英語では stiletto heel)は、極端に細く高いヒールを指す日本固有の語である。1950 年代以降のイタリア発祥のスタイル(stiletto はイタリア語で「短剣」を意味する)が日本に紹介された際、形状の細さから「ピン」の語が選択された経緯を持つ。

歴史と展開

ヒール靴の起源

踵を高くした靴は、世界各地で古来から存在した。古代エジプトの神官・貴族の靴、古代ギリシア・ローマの俳優の高底靴(cothurnus)等が、初期のヒール靴の例として知られる。

近代的ハイヒールの起源は、16 世紀以降のペルシア騎兵の乗馬靴に求められる説が有力である。鐙(あぶみ)に足を固定する目的で踵を高くした実用的設計が、17 世紀に欧州貴族文化に伝播し、男女双方の貴族服飾の一部として流行した。フランスのルイ 14 世(1638–1715)の赤いヒール靴(talons rouges)は、当時の宮廷ファッションとしてとりわけ知られる。

18 世紀後半以降、男性のヒール靴は徐々に廃れ、女性ファッションとしての側面が強化された。19 世紀から 20 世紀にかけて、ヒール靴は女性服飾の中核アイテムとして地位を確立した。

20 世紀のスタイル変遷

20 世紀のヒール靴は、各時代の流行を反映する多様なスタイルを生み出した。1920 年代のメリージェーン、1950 年代のスティレットヒール(イタリアのデザイナー、サルヴァトーレ・フェラガモらの仕事)、1960 年代のキトンヒール、1970 年代のプラットフォームシューズ、1990 年代以降のキトン・スティレット・ピンヒール等、時代ごとに固有のスタイルが流行・定着した。

フェチ表象における中核化

20 世紀後半の商業フェチ表象において、ハイヒールは中核的アイテムのひとつとして用法が確立した。とりわけ 1950 年代以降の欧米のピンナップ写真、1960 年代以降の日本の SM 雑誌・成人向け雑誌における女性表象において、ハイヒールは欠くべからざる装束として描かれてきた。

同人誌・成人向け漫画の検索タグ体系では、「ヒール」「ハイヒール」「ピンヒール」等の語が独立タグとして用いられ、「ストッキング」「制服」等の隣接タグとの複合検索の起点として機能している。

派生形態とフェチの細分化

スタイルによる細分化

フェチ嗜好の対象となるヒールには、スタイルにより細かい分節がある:

  • スティレットヒール(ピンヒール): 極端に細く高いヒール。鋭利な造形を志向するフェチの中核。
  • ブロックヒール: 太く安定したヒール。装束全体としての美学を志向する嗜好。
  • プラットフォーム: つま先側にも厚底を持つスタイル。1970 年代風のレトロ感を志向する嗜好。
  • ピープトゥ: つま先部分が開口するスタイル。足指への可視性を志向する嗜好。

素材による細分化

ヒール靴の素材によっても、嗜好の細分化がある。エナメル革の光沢、革の質感、サテン・ベルベットの柔らかさ等、各素材ごとに固有の視覚・触覚的魅力が嗜好の対象となる。

「歩く音」のフェティッシュ

ヒールが床面に接触する際の音(clicking sound)は、視覚を伴わない聴覚的フェチとして独立した嗜好を成立させる場合がある。とりわけ硬い床面(タイル・木材等)におけるピンヒールの音は、近年のASMR領域においても主題化される対象となっている。

隣接フェチとの関係

ヒール・フェティシズムは、より広い足フェチストッキングフェチ・装束フェチと隣接する嗜好領域である。これらは独立した嗜好でありながら、商業作品上は複合的に運用される場合が多い。

文化的言及

服飾史における位置

ヒール靴は、女性の身体美学・ジェンダー表象の中核アイテムとして、20 世紀以降の服飾論・ジェンダー論において繰り返し論じられてきた対象である。フェミニズム第二波以降、ヒール靴の社会的強制性に対する批判的考察(エレイン・ペネバッカー、シャーリン・ヴァヴラ等)も蓄積されている。本項はあくまでフェチ嗜好の対象としてのヒールに関する記述に徹する。

サブカルチャーへの浸透

オタク文化・コスプレ文化においても、ヒール靴はキャラクター造形の中核要素として機能している。アニメ・ゲーム作品の女性キャラクターのキャラクターデザインにおいて、ヒール靴は身長補正・姿勢演出・キャラクター属性付与の装置として広く用いられる。

関連項目

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参考文献

  1. Giorgio Riello, Peter McNeil 『Shoes: A History from Sandals to Sneakers』 Berg Publishers (2006) — 靴の世界史、ハイヒールの章を含む
  2. Anne Hollander 『Sex and Suits』 Knopf (1994) — 西洋服飾史における性的記号としての服装
  3. Elizabeth Semmelhack 『高跟鞋的歴史』 Reaktion Books(英語原著) (2008) — ハイヒールの文化史
  4. 『ファッション辞典』 文化出版局 (1999)
続けて読まれたエロ単語 Ero Words

フェチ あしふぇち / ashifuechi

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