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着エロ

chakuero
分類フェチ・嗜好 用例着エロの DVD を集めている」 着エロ作品をよく見るようになった」 用法名詞・動詞 ▸ 累計 PV

服を着たまま、視線を集めるためだけの撮影。脱衣を伴わないアダルトの隣接領域として、独自の市場が成立した。

着エロ(ちゃくえろ)とは、衣装を着用した状態の女性出演者の身体・所作を主題とするビデオ・写真作品ジャンルの総称である。「着衣」と「エロ」(エロチックの略)を連結した日本独自の業界用語で、脱衣・性器露出を伴わない非アダルト指定の表現様式として、独自の市場を形成するジャンル領域として把握される。

概要

着エロ作品の特徴は、女性出演者が衣装(水着・コスプレ衣装・制服風衣装等)を着用した状態で、性的に魅力的な所作・ポーズ・表情を演じる点にある。AV(アダルトビデオ)とは異なり、性器の直接的露出・性的行為を含まないため、AV としての成人指定を受けない一般流通商品として制作される場合が多い。

業界においては、グラビア(写真)・イメージビデオ(動画)の発展形として位置づけられる。アイドル・タレント・グラビアアイドルが出演する作品が中核を成す。AV 出演経験のないタレントや、AV と非 AV の中間領域で活動する出演者が当該ジャンルの主要な担い手となる。

着エロジャンルの市場は、2000 年代以降の DVD 媒体の普及・配信プラットフォームの発達と並行して拡大した。専門レーベル・専門出版社・専門配信サイトが成立し、独立した一市場を形成するに至っている。とりわけ近年は FANZA・DMM 等の主要配信プラットフォームにおいて、着エロは独立カテゴリとして表示される領域となっている。

語源

「着エロ」は、漢字「着」(きる、着用する)と「エロ」(英語 erotic の略語)を連結した日本独自の業界用語である。略語形式の和製英語混成語として、2000 年代以降のビデオ・写真業界において一般化した 要出典

「エロ」は、英語 erotic(古典ギリシア語 érōs「愛欲」、エロス神に由来)の略語として明治期以降の日本語に定着した語である。20 世紀後半の日本語においては、性的・好色的という意味を持つ独自の派生形容詞として「エロい」が成立し、業界用語として広く流通するに至った。

「着エロ」の業界用語化の正確な起点は特定が困難であるが、2000 年代後半から 2010 年代にかけて、ビデオ業界の専門誌・配信プラットフォームのカテゴリ表示等において、当該語の出現頻度が顕著に増加したことが観察される。それ以前にも「着衣系」「グラビア系」等の業界用語が類似の市場領域を指す表現として用いられてきた。

英語圏で対応する厳密な用語は存在しないが、non-nude erotic(脱衣を伴わないエロ)、idol video(アイドルビデオ)、cheesecake(古典的ピンナップ写真の業界俗称)等が機能的に類似する概念として用いられる場合がある。

歴史と展開

グラビア・イメージビデオの系譜

着エロジャンルの直接の前身は、20 世紀後半のグラビア(写真)・イメージビデオの伝統に求められる。1970 年代以降の週刊誌・写真誌におけるグラビア・ページ、1980 年代以降のアイドル系イメージビデオ等が、衣装を着用した女性出演者の魅力を視覚化する表現様式として発達してきた。

これらの作品群は、AV(アダルトビデオ)とは別個の市場として、一般書店・一般販売チャネルで流通する非成人指定商品として位置づけられた。アイドル・タレント・グラビアアイドルがイメージ訴求のために出演する作品として、芸能事務所・出版社・ビデオメーカーの協業により制作・流通する体系が確立した。

DVD 時代の独立ジャンル化

2000 年代の DVD 媒体の普及に伴い、グラビア・イメージビデオの延長として「着エロ」と呼ばれる作品群が独立した一ジャンルとして発達した。VHS 時代のイメージビデオよりも視覚的訴求の強度を高めた作品が制作されるようになり、専門レーベル・専門メーカーが成立した。

代表的なメーカー・レーベルとして、エアコントロール、ジョイドリーム、インパルス等が、当該領域の中核プレイヤーとして 2000 年代から 2010 年代にかけて作品を継続的にリリースしてきた 要出典

配信時代の市場拡大

2010 年代以降のインターネット配信の本格化により、着エロ市場はさらなる拡大を見せた。FANZA・DMM 等の主要配信プラットフォームにおける独立カテゴリ化、専門配信サイトの成立、ライブ配信プラットフォームでの類似コンテンツの発達等が、当該ジャンルの市場拡大を支えた。

配信プラットフォーム時代の特徴として、月額会員制サービスにおける継続的視聴需要の存在が挙げられる。一回視聴で消費される映画的作品とは異なる視聴パターンを持つジャンルとして、独自の市場成立を見ている。

派生形態と隣接概念

装束による細分化

着エロ作品の内部には、装束により多様な細分化がある:

  • 水着系: ビキニ・水着等の水着着用作品。最も古典的な着エロ・カテゴリ。
  • コスプレ系: アニメ・ゲーム・特撮等のキャラクター衣装着用作品。
  • 制服系: 学校制服風衣装着用作品。
  • OL系: ビジネススーツ・OL 服装着用作品。
  • 体操服・スポーツウェア系: 体操服・ジャージ等の運動衣装着用作品。
  • ボディスーツ・レオタード系: 全身を覆う伸縮性衣装着用作品。
  • ハイレグ系: ハイレグカット水着・レオタードを中核とする伝統的サブカテゴリ。

ボディコン との関係

1980–90 年代のボディコン(ボディ・コンシャス)ファッションは、当該ジャンルの装束系譜の一として位置づけられる。タイトな衣装による身体線の強調を中核とする美学は、現代の着エロにおける装束選好にも継承されている。

着衣 ジャンルとの区別

着エロは、虚構作品上の「着衣」ジャンルとは隣接しつつも区別される領域である。前者が「衣装着用状態のセクシュアルな表現それ自体」を中核とするビデオ・写真作品ジャンルであるのに対し、後者は「行為における衣装保持」を中核とする虚構作品上の表現様式である。両者は重なる場合があるが、商業カテゴリとしては別個に運用される。

グラビア・「ジュニアアイドル」問題

なお、着エロジャンルの隣接領域として「ジュニアアイドル」と呼ばれる未成年出演作品の領域が存在したが、児童ポルノ規制の強化に伴い、当該領域は 2010 年代以降に大きく縮小・是正された。本項は専ら成人出演者による着エロ作品の文化史的記述に徹するものであり、未成年出演に関わる問題系については別項目に譲る。

文化的言及

一般市場との接続

着エロは、AV とは異なり一般販売チャネルで流通可能な非成人指定商品としての性格を持つ。書店・ビデオ店・コンビニエンスストア等の一般販売チャネルでの流通を前提とする業界構造は、AV 業界とは別個の経済圏を成立させてきた。

出演者のキャリアパス

着エロ・グラビア領域の出演者は、芸能・タレント領域からの参入と、AV 領域への移行・移行先の双方の経歴を持つ場合がある。当該領域は芸能と AV の中間領域として、出演者のキャリア選択における経由地・分岐点として機能してきた。

「ハイレグ」「黒タイツ」等の細分化フェチ

着エロジャンルの中で発達した固有の細分化フェチとして、「ハイレグ」「黒タイツ」等の装束特化サブカテゴリが知られる。これらは独自のファン層を持つ独立サブジャンルとして、専門誌・専門レーベルの成立を見ている。

関連項目

参考文献

  1. 『着エロ DVD の世界』 業界誌(複数) (2010-2020)
  2. 西兼志 『アイドルビデオの社会学』 青弓社 (2017)
  3. 『現代用語の基礎知識』 自由国民社 (2010)
  4. 『イメージビデオ史』 出版業界誌 (2015)

別名

  • chakuero
  • 着エロビデオ
  • 着エロ写真
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