hentai-pedia

PV

同時挿入

doujisounyuu
分類体位・行為 用例同時挿入される演出が売りの作品」 「バイブとペニスを同時挿入された」 用法名詞・動詞 関連ダブル挿入 / 複数プレイ / 中出し / 挿入 / 大人のおもちゃ / バイブ / アナル / 最終更新 ▸ 累計 PV

ひとつの体内に二つ以上の経路が同時に開かれるという構図は、行為としての性交に「数」という新たな変数を導入する。

同時挿入(どうじそうにゅう)とは、複数の挿入物が同一の被挿入者の体内に同時または連続的に挿入される性的行為類型を指す業界用語である。挿入物の組合せには陰茎(羅: penis)同士の組合せのほか、陰茎と大人のおもちゃの組合せ、複数本の指、指と陰茎、指と玩具等の派生があり、被挿入経路としても膣(羅: vagina)・肛門(羅: anus)・口腔(羅: os)の単独運用と複合運用の双方を含む。同様の構図を指す近接概念にダブル挿入(英: double penetration, 略号 DP)があるが、後者が「二人以上の関与者による陰茎の同時挿入」を典型とするのに対し、本項の「同時挿入」はより広義の包括的類型として、玩具併用型・指挿入型を含む点で区別される。本項では用法の整理、語源、ジャンル史、解剖学的検討、文化的言及について述べる。

概要

同時挿入は、複数の挿入物が一つの体内に「同時に」存在する状態を主題化した行為類型の総称である。日本のアダルトビデオ業界・成人向け二次元領域における慣用的区分は概ね次の通り。

  • 陰茎 2 本同時(膣・肛門の異経路同時運用): 業界用語上のダブル挿入・「2 穴」に相当
  • 陰茎 + 玩具の同時運用: 男性 1 名とバイブレータ・ディルド等の組合せ。最小単位の関与者構成で実現可能な形態
  • 玩具のみの複数挿入: 関与者がオナニー的場面で運用する形態。または痴女系作品での「責め」演出(痴女を参照)
  • 指(複数本)+ 陰茎 / 玩具: 前戯から本挿入への接続段階で運用される形態
  • 同経路への複数物挿入(膣 2 本・肛門 2 本): 視覚的極端化の派生として、専門ジャンル化された形態

業界における呼称の混在は著しく、「同時挿入」「重ね挿し」「二本挿し」「W 挿入」等の表記が並列する。「同時挿入」は最も中性的・記述的な表記として、雑誌記事・パッケージ表記・配信サイトのジャンルタグ等で用いられる。英語圏には完全に対応する単一の業界用語が存在せず、構図の特性に応じて simultaneous penetration / double penetration / filled-up 等の語形が使い分けられる。

語源

「同時挿入」は漢語「同時」(時を同じくして)と漢語動名詞「挿入」(そうにゅう、挿入を参照)の連結により形成された複合語である。前者は時間的同時性を示す中性的副詞要素、後者は性行為文脈における結合行為の核心を指す業界用語であり、両者の結合により「複数の挿入が時を同じくして発生する」という構図上の事実を簡潔に示す術語が形成された。

「重ね挿し」「二本挿し」等の和語表現は同義の俗称として並列するが、流通度においては「同時挿入」「W 挿入」「ダブル挿入」等の漢語・カナ語形が業界内では支配的である[要出典]。「W 挿入」の「W」はアルファベット double の頭文字を借りた業界記号で、1990 年代以降のパッケージ表記・チラシ広告で定着した略号である。

英語圏の対応語 simultaneous penetration は文字通り「同時の挿入」を意味する直裁な記述語であるが、業界内では double penetration(DP)が事実上の標準用語として運用されるため、当該語形は学術的・記述的文脈に偏在する傾向がある。filled-up(満たされた状態)等の俗語的記述は読者向け雑誌記事・SNS 投稿等で見られる比喩表現として並列する。

歴史

春画における前史

複数物の同時挿入を主題化した図像表象は、近世日本の春画に既に見られる。喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国貞等の作品群においては、性玩具(張形 / 吾妻形)と陰茎の併用、複数指の併用、複数人物の関与による同時挿入構図等が、笑い絵・枕絵の定型構図の一部として記録されている。下川耿史等の風俗史研究は、近世日本における性玩具の普及と春画図像の対応関係を整理しており、同時挿入の図像的系譜が近世期に既に確立されていたことを示している[要出典]

雑誌期 / VHS 初期

戦後の成人雑誌・劇画期(1950–1970 年代)においては、同時挿入の主題化は限定的であった。挿入そのものの描写が刑法 175 条(わいせつ物頒布罪)・出版倫理コードの規制下にあり、複数物の同時運用という派生主題が独立カテゴリとして整備される条件が整っていなかったためである。

1980 年代のアダルトビデオ産業の確立期には、複数プレイ(複数プレイを参照)系作品の登場とともに、複数の関与者による同時挿入が断片的に演出として現れ始めた。同時期、家電として普及していた電動マッサージ器(日立 Magic Wand 等、大人のおもちゃを参照)の性産業への転用が進み、玩具と陰茎を併用する構図の表現基盤が整った。

1990 年代以降のジャンル化

1990 年代後半から 2000 年代にかけて、海外ポルノ流通の拡大を背景に、日本の業界においても「2 穴」「ダブル挿入」「W 挿入」を主題化した独立シリーズが各メーカーから定着した。藤木 TDC『AV 産業 30 年史』(2009)は同時期のジャンル細分化を、メーカー間の差別化競争の結果として記述している。

同時期、性玩具を主役とする「電マ責め」「バイブ責め」「ローター責め」等の独立ジャンルも整備が進み、これらと陰茎挿入を組合せる「玩具併用型同時挿入」の構図が派生主題として成立した。当該形態は、関与者数を抑えつつ視覚的構図の極端化を実現できるため、配信特化作品・低予算作品における主要演出として継続的に運用されている。

2010 年代以降は、同人誌エロ漫画エロゲ等の二次元領域において、実写領域の身体的制約を超えた極端化された構図の描写が広く展開された。三本以上の同時挿入、非現実的体積の挿入物、超人的拡張表現等は、二次元領域の表現的特性を反映した派生形態として位置づけられる。

派生形態

異経路同時運用型

膣・肛門・口腔の異なる経路に複数の挿入物が同時運用される構図。最も典型的な形態はダブル挿入で扱われる「膣・肛門同時」だが、本項ではこれに加えて、玩具併用型による「膣・肛門同時(陰茎 1 + 玩具 1)」、「膣・口腔同時」、「肛門・口腔同時」等の派生も含む広義の類型として扱う。

同経路複数物型

同一経路に複数物を同時挿入する形態。膣の場合は「ダブル膣挿入」(double vaginal, DV)、肛門の場合は「ダブルアナル」(double anal, DAP)等の派生略号が運用される。同経路複数物型は粘膜・括約筋への機械的負荷が異経路型より高く、撮影現場では段階的訓練を経た出演者に限定して運用される業界実態がある。

陰茎 + 玩具型

陰茎 1 本と玩具(バイブレータ・ディルド・アナルプラグ等)の組合せによる形態。関与者数の経済性、撮影現場のロジスティクスの簡潔さ、玩具による振動刺激の付加効果等の理由から、配信時代以降に主要な派生として定着した。当該形態は痴女系作品との接続において、関与者の役割反転(玩具を運用する女性側が能動位置を占める)を伴う表現として運用されることが多い。

指挿入併用型

複数本の指挿入と陰茎または玩具の組合せによる形態。前戯から本挿入への接続段階、または本挿入中の付加刺激として運用される。指挿入は陰茎・玩具に比べて挿入深度・角度の細密な制御が可能であり、Gスポットクリトリス等の特定部位の刺激と併用される演出様式を持つ。

玩具のみ複数型

陰茎を伴わず、複数の玩具のみで構成される同時挿入形態。オナニー系作品、女性向け作品、百合系作品等で運用される。当該形態は男性中心の視点に縛られない演出として、フェミニズム的批評の文脈においても独立した検討対象となる。

二次元領域における極端化

同人誌エロ漫画エロゲエロ CG 集等の二次元領域では、実写領域の身体的制約を超えた極端化された構図(三本・四本以上の同時挿入、非現実的拡張、想像上の生物による多重挿入等)が描かれる。触手系作品における多重触手挿入は、当該系譜の代表的派生として独立した文化的位置を占める。

解剖学的・身体的検討

同時挿入は、関与する解剖学的部位の特性により、被挿入者に高い身体的負荷を伴う行為類型である。同経路複数物型(ダブル膣・ダブルアナル)では、対象経路の粘膜・筋層・周辺組織が直接的な機械的応力を受ける。膣壁の伸展性は妊娠・出産を前提に高い適応性を持つが、急激な拡張は粘膜裂創・前庭部の機械的損傷の原因となり得る。

肛門括約筋(sphincter ani)は外肛門括約筋(随意筋)と内肛門括約筋(不随意筋)の二重構造を持ち、緊張時には反射的に収縮が強化される。ジャック・モーリン『Anal Pleasure and Health』(1981)は当該部位の段階的弛緩訓練の必要性を実証的に記述しており、ダブルアナル等の同経路複数物型は、当該訓練を経ない急激な実施が括約筋損傷・直腸粘膜裂創の重大なリスクを伴うと警告している。

異経路同時運用型(膣・肛門同時)では、両経路を隔てる直腸膣中隔(septum rectovaginale)が機械的負荷を受ける。同部位は厚さ数ミリの結合組織層であり、過度の応力は両経路間の連通(直腸膣瘻)のリスクを伴う[要出典]。当該部位の損傷は外科的治療を要する重大な合併症であり、業界自主規制の枠組みにおいて出演者保護の観点から運用基準の整備が進められている。

潤滑剤(lubricant)の十分な使用、休止時間の確保、出演者の健康診断、性感染症スクリーニング等は、当該行為類型を伴う撮影現場の標準的運用慣行として定着している。米国アダルト業界では PASS(Performer Availability Screening Services)による定期検査が標準化されており、日本においても業界自主規制団体による同種の枠組みが運用されている。

文化的言及

ジェンダー・セクシュアリティ研究の領域では、同時挿入表象は「身体の複数経路化」「関与者の複数化」という主題装置として論じられる。一対一の二項関係を前提とする伝統的な性的物語の枠組みに対し、同時挿入は「複数の関係性が同時に進行する身体」を視覚化する装置として機能し、ジェンダー配置・主導権配分の批評的検討対象となる。

メディア技術論の観点からは、玩具併用型同時挿入の発達は、身体と機械の境界の流動化という現代の主題と接続して論じられる。マーク・B・N・ハンセン『Bodies in Code』(2006)等の身体論的研究は、性産業領域における人体と機械の混在を、現代テクノロジー文化の重要な徴候として捉えている。

性玩具の併用が社会的スティグマを軽減する方向に作用するか、強化する方向に作用するかは、文化人類学的・社会学的検討の論点である。リン・コメラ『Sex Toys: A Cultural History』(2017)は米国における性玩具産業の文化史を体系的に整理しており、玩具を介在させた表象が消費者層の拡大と当該行為類型の正常化に寄与した経緯を記述している。

公衆衛生上の観点からは、当該行為に伴う性感染症伝播リスク、出演者の身体的負荷、撮影現場の衛生管理が継続的論点である。世界保健機関(WHO)・米国疾病予防管理センター(CDC)等の公衆衛生機関は、複数経路を含む性的接触におけるコンドーム使用・潤滑剤使用・玩具の消毒・事前準備の重要性を啓発資料に継続的に記載している。

関連項目

参考文献

  1. 藤木 TDC 『AV 産業 30 年史』 文藝春秋 (2009) — 1990–2000 年代のジャンル細分化、玩具併用演出の定着過程
  2. 安田理央 『日本エロ本全史』 太田出版 (2019) — 雑誌期から映像期にかけての語彙形成
  3. Morin, Jack 『Anal Pleasure and Health』 Down There Press (1981) — 肛門括約筋の段階的弛緩・複数物挿入時の解剖学的注意点
  4. Maines, Rachel P. 『The Technology of Orgasm』 Johns Hopkins University Press (1999) — 電動振動装置の医療史的起源と性玩具への転用
  5. Comella, Lynn 『Sex Toys: A Cultural History』 Duke University Press (2017) — 玩具併用型表象の文化史的位置づけ
  6. Williams, Linda 『Hard Core: Power, Pleasure, and the Frenzy of the Visible』 University of California Press (1989) — 視覚的極端化の系譜論
  7. Hansen, Mark B. N. 『Bodies in Code: Interfaces with Digital Media』 Routledge (2006) — 身体と機械の境界に関する身体論

別名

  • 同時挿入プレイ
  • simultaneous penetration
  • simultaneous insertion
  • 重ね挿し
  • 二本挿し
続けて読まれたエロ単語 Ero Words

アナル あなる / anaru

体位・行為

足コキ あしこき / ashikoki

体位・行為

バック ばっく / bakku

体位・行為

茶臼 ちゃうす / chausu

体位・行為

遅漏 ちろう / chirou

体位・行為